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2018年2月13日火曜日

和邇小学校で職業講話

依頼を受けて、大津市の和邇小学校で職業講話に行ってきた。学校に入ったときの空気感が柔らかい印象だった。廊下で会う職員さんや先生皆さんが目を合わせて挨拶をいただける。校長室に入ったら、もっとびっくりした。



型通りの名刺交換の後で、何気ない世間話かと思いきや、話がトントンと重なり、広がって行く。とにかく面白く、ためになる。満面の笑顔で、話すのは好きですねとさらっというが、話が上手でこちらが食いついてしまう。話が面白く、ためになるのでメモしようかなと思ったけど、せっかくの空気が沈むの嫌だし、集中して話を覚えようと思った。

中学校の同窓会「お前、何も変わらんな」と、友人の言葉に、そんなことあるか、俺は教員としても、校長になっても幾多の困難を乗り越えて人間的成長をしてきた。変わっているはずだ!しかし、友人たちとの関係性、いわゆる人間関係での距離感という意味で、お前の本質は変わっていないよなって感じで受け止めると、そうかもしれないと思う。実際、そういう学術的な研究データーもあって、中学生の友人たちとの関係性、距離感、立ち位置など、何も変わっていないのかと思います。つまり、成長していないっていうことですね。と、大笑い。



団塊世代の先生が退職されて、大学出て教員資格をとったばかりの先生が増えています。そんな新任の先生でも、いきなり担任を持つ事になるのがいまの現状です。それで、先生たちに、授業であった事を職員室で話してくださいと言っています。そうすると、先輩の先生たちがあーだこうだと話す。職員室がとても賑やかです。職員室の人間関係が良いと、子供達の顔も明るくなって、学校ももあかるくなります。職員室が暗いと学校は荒れます。この校長先生すごい!ケーキ屋さんでも同じ、店の中の人間関係がよければ店は明るくなるし、みんな元気だ!

このまま、ちょっと一杯飲みに行きましょうか?って誘いたくなるノリだった。初対面で、こんなに話が弾むのは、波長が会うというのもあるのだろうが、やはり校長先生の人間的魅力と思う。こんな先生に小学校で出会っていたら、憧れて先生になろうって思うのかな?人生の選択が変わったかもしれないなと思う。この年になっても、お出会いできてよかったと思う先生でした。感謝です。




2018年1月28日日曜日

北海道でスノーボード

4日間もつかな?体力に少しの不安を感じながら、休みをいただいて、古くからの友人たちと北海道にスノーボードに行ってきた。技術レベルがほぼ同じなので、同じリズムで滑れる。これは、結構大事なポイント。合わせて、話のリズム、笑いと美味しいのポイントが合う。これは、今更というか旅行に行くかいかないかの前に選択しているように思う。波長の合う友人との楽しい時間を持てるのは幸福だ。





波長が合うは、友人に限ったことではない。初めて出会う人でも長年の知り合いでも同じだ。歳を重ねて、この点への感性が鋭くなっているのと、選択が厳しくなってきたと自分で感じる。それは、経験もあるのだろうが、自分の身を守る思いが強く影響していると感じる。失うものが多いからという意味ではない。そういう視点でいうなら、以前に比べ開き直ってきたと思う。「なるようになる」と思っている。





波長の合わないままに時間を過ごしたくない理由は、相手にも失礼で、お互い無駄って感じるからだ。だから、用件が終われば、話を終わりにしたいと思っている。営業の人などは特に、無作為にご挨拶だけでもとアポイントを取りにくると会いたくない。相手の利益を考えればわかるのだろうが、自分の利益ばかりを主張する。つまり、利己心100%だ。





北海道のパウダースノーに合わせたボードを準備して挑んだ。怪我をしたくないという気持ちが強くなってビビリが入っていると感じる。同時に、もっと上手になりたい、体力ももっとつけたいとも思う。北海道の大いなる自然と波長を合わせながら、幸せな時間を堪能した。利己心100%の人でも笑顔で話せそうだ。いつも、そんな人でありたいとつくづく思う。つまり、相手が問題なのではない、問題は自分自身の中にある。楽しく幸福な時間も、作るのは自分自身の日々の努力。こうした時間を増やすために、もっと日々を一生懸命にと思った。



2018年1月7日日曜日

美味しくなった

褒めていただけるのは嬉しいのだが、何と比べているのだろうと思う。相対比較の美味しいは、根拠がわからないとただの思い込み。そして、味わいは個人の主観。ましてや、去年のより美味しいって言われても共感できない話だ。

元プロ野球選手の江夏さんが私の履歴書の中で、記者の投票で決まる、つまり、人の主観で決める「今年度のMVP」に関心はない。と、言い切っていた。ものすごい好成績を残した年に選ばれなかった、人の好き嫌いで決まる賞だと感じたそうです。

ネットで流れる情報の40%は、フェイクニュースという話を聞いた。大手メディアの情報操作、偏り報道が話題になっているが、確かに、大手だから信用できるとは言い切れないのかと思う。そんな視座で、テレビの報道番組を見て行くと偏りを感じる。実際に起こっている「事実」を伝えるだけでも受け取り方の違いと、そこに介在する人のパラダイムで伝え方が変わるという事実受け入れるしかない。人が入ることで、事実が揺らぐのだ。



「美味しい」も、同じ話だと思う。だから、自分が美味しいと思うものを作り、販売する。味の軸は、他者との比較ではない、自分の中の絶対味覚だ。

毎年この時期に、たっぷりいちごのタルトを販売している。クリスマスのピークに合わせたイチゴの苗から、今のいちごが一年の中で最も味わいが安定するからだ。しかし、自然素材だから、全てのイチゴが同じ糖度、色合いではない。さらに、人の手作りだから揺らぐものだ。





味わいは、揺らぐから良いと思っている。機械で作る工業製品ではない。そして、食べながら自分も揺らいでいる。それをいい加減と怒る人もいるだろうし、手づくりの良さという人もいると思う。居直るわけではないが、一つ一つが絶対的に違う価値を持っている。一つ一つが同じではない。手を抜く話ではない、たいそうに言うと一つ一つに魂を込める。そこに、手作りのお菓子屋さんの使命と存在価値があると思うのです。

2017年12月28日木曜日

心温まる年末の挨拶状

建築デザイン事務所の担当者から、年末の挨拶状をいただく。スタッフを褒めていただく言葉に心が温まる。



パレットフィロソフィーに書いている言葉。「大家族主義で経営する」尊敬する稲盛さんの言葉です。社員の数が増えることで、だんだん難しくなっていると感じている。そんな中で頂いた暖かい言葉だから、素直に嬉しい。この建築事務所も同じような空気感があって、おつきあいしていても、細やかな心遣いを感じる。いつもありがたいなと思う。

自分たちが心込めて作ったケーキを他と比べて点数つけられて、どうのこうのいう人にはなんの感情も湧かないが、年に数回でもきて頂いて、こうして言葉をかけてくれる人を大切にするお菓子作り、店作り、さらに業者さんとのおつきあいも含まれる、全て「人への思い」から繋がっていくと思っている。その思いをパレットスタッフは、素直にお客様にも向けていると思っている。

だからと言ってパーフェクトでもない。あの店この店で、びっくりするようなミスをしてお客様にご迷惑をおかけしている。寛容なお客様からの一つ一つの言葉から学び成長させて頂いていると思う。ありがたいことで、つくづく店は、お客様の育てて頂いていると思う。

先の見えない時代にあって、これからのケーキ屋さんは?と、懸命に考えても明快な答えは出ない。今よりもステージをあげたいなら、いまやるべきことをきちんとやり切ること。やり切ることで実りある一年が見えてくる。そんなメッセージをいただいたように思う。

2017年12月25日月曜日

クリスマスケーキを食べたい

小さい時に、家族で「わぁ〜」と、歓声をあげてケーキを囲んだのはいつのことやら?仕事に追われて顔見ることも少なかった父が、仕事を早く片付けてケーキを買ってきたんだと思う。バターで作っていないバターケーキのクリスマスケーキ。いまだと、食べられないような味わいと思うが、その当時は、天国に登るような甘美な世界に浸っていた。




平日に家族が揃って食事することが難しい家庭が多いと聞く。そうした時代背景も踏まえ、ケーキの果たす役割は、今はより大きくなっていると思う。東北の大震災以降その傾向は強くなっているように感じます。家族の笑顔が揃う時間を持つ、そこにケーキは特別感があって欠かせないものだと思う。




作ることに追われながらも、この一つ一つのケーキを囲む笑顔を思うと、美味しいに全力を尽くしたいと思う。クリスマスケーキを食べたい気持ちより、作りたい気持ちが勝っている。当たり前のようだけど、ようやく、クリスマスケーキを作りながら、そんな気持ちに浸ることができるようになった。年齢というより、パレット全体が、スタッフ一人一人の努力でステージをあげたことで感じる心の余裕だと思う。今年の店全体の空気感や、各店の日報から感じる。

過去の経験から、自分が一杯一杯の時は、良いものを作るどころか、必死で周りも自分も見えていない。目の前のことで精一杯。そういう意味で対比すると、今年のパレットは、大きく成長したと思う。そして、もっとクオリティーの高いクリスマスケーキを提供できる店に成長していけると感じる。

美味しいお菓子は、テクニックやブランドで作られるのではない、作る人の思いが美味しいケーキを作る。生クリームの鮮度を保つために厨房の温度を下げる、必ず氷を当てて作業をする。当たり前に全スタッフが意識していること。0.1度まで見ているわけではないが、温度管理の徹底と作ってからの時間を短くすることで鮮度が決まる。そんなことはこだわりではない、声をあげていうものでもない、当たり前で、忙しい中でも笑顔で仕事をするスタッフのプライドと思いに支えられている。

(Backup) フォロワーすくなぁ〜

教えてる学生から「ブログ、見つけたで」と、嬉しそうにいう。その次に「フォロワーすくなぁ」と、笑う。自分の書いているブログのフォロワー数を気にしたことがなかったので「どこで見れるん」と、学生に聞いてしまうずれ方。さらにこの学生、グーグルで「前田省三」で検索をかけて、過去の写真やアップされていること読んで「頑張ってるやん」と、学生なりの誉め言葉をいただく。

時代は「インスタ映え」を競う時代にあって、ブログを好んで見ることは少ないと思う。ましてや不定期で気分が乗った時にアップする程度のブログを見るのは、パレットに営業をかけよう、もしくは、パレットに応募しようかな?なんて、思う人ぐらいだろう。

話は変わるが、私はテレビの番組よりCMが好きだ。同じ目線で新聞広告のキャッチコピーを見るのも好きだ。今好きなのは浅野忠信が中学生に褒めてもらうCMを何回見ても笑ってしまう。新聞では、パイロット万年筆のCMが好きだ。



たった一人のいいねlがあれば本当はいいのかもしれない。学生たちに伝えても、このニュアンスはわかってもらえない。「広く浅くがええねん」と、豪語?する学生もいる。多分、ずっと薄っぺらいんだろうなと思うが、その人が選び決める人生にかける言葉はない。広く浅くより、若くても一つのことを深く掘り下げた人の方が面白いし、可能性を感じる。言い方を変えれば、自己信頼感を深めた人と思う。

タレントのフォロワー数は人気を表すが、パティシェとして、経営者として、フォロワーを少し意識して書いていこうと思う。少しの圧を自分でかける。

2017年12月11日月曜日

三雲小学校で、ものづくり講習

ものづくりマイスターとして、今年も三雲小学校で「ものづくりの魅力」講座(出前授業)を担当した。単純に、洋菓子製造を知り、体験し、職人の技や知識に触れて、興味関心を培う。

身近にある材料と道具を使ってのプロの味を作ると言うのは、結構難しい。この日はプリンを蒸し器で作る。作業は、簡単なんだけど、全部が同じようには仕上がらない。火力の問題や、鍋の密閉度、その日の気温湿度などに影響を受ける。当たり前といえば当たり前なのだが、授業を進めながら、いつもヒヤヒヤしている。



そんな難しさもものづくりの面白さなんだけど、ものを作るためには、そのための経験や知識が必要。小学生にはちっと難しい話だが、プリンを蒸し器で蒸している間に、事前に準備したブリュレをカラメリゼしたものと、醤油をかけたものとを試食してもらった。反応は様々だけど、経験するまでは想像もできなかったことが、経験することで、その経験を自分の言葉で話せるようになる。こうしたプロセスそのものがものづくり、自己表現する力になって行く。ここが大切なんだ!

おかし作りというと、作り方を学べば一人前になれるようなことを思っている人がほとんどだが、作れる技術習得はもちろん必要だがプロでやっていく上では当たり前の話で、ちょっと器用であれば誰でもできるとまで言える。しかし、それは、お菓子を作る作業ができる人です。


パティシェとして大切なのは感性なんだけど、例えば、醤油のかかったブリュレの後に食べるカラメリゼしたブリュレの美味しさにどれだけ心が動いたか?心が動いていないと、自分で作ったブリュレで人の心を動かすことはできmないのです。そこが、プロとして作り方よりも大事。だから、毎日朝昼晩と食べるご飯を一生懸命ちゃんと食べる。ぼんやり食べていると、パティシェになれないんだ。

小学生たちの笑顔で「ありがとうございました」授業は終わった。いつもながら教える側が、学ぶ事が多いです。