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2017年9月9日土曜日

「自信を持て」は無責任

野球解説の権藤博さんが新聞のコラムに書いていた。投手の自信はマウンドで結果を出すことでしか得られない。監督やコーチがいくら自信を持って投げろと言っても無駄。自信は自分を信じること。人から与えられるものではない。内から湧き出るもの。何の裏付けもなく「自信を持ってやれ」のアドバイスは無責任。

パレットでは、自信を自分の中に作るために、社員全員が日々の小さな行動目標設定に取り組んでいる。1日の終わりに小さな達成感、満足感を感じる。そんな小さなことを積み上げることで、自己信頼感、自己肯定感の絶対量を増やす。増えたから、急激に変化するのではなく可能性が高まる。そこから、その人が掴むかどうかは、最後の一分一秒までわからない。つまり、試合に勝つことだ。そして、結果はプロセスに支配されている。


取り組んでいることは"気がついたらすぐやる" "使ったものは元の場所に戻す""脱いだ靴は揃える"小さなことだが、習慣になるまで取り組むことで、明らかにその人の内面で核反応が起こる。その社員の当たり前が変わる。そうして社員が、お母さんに「あんた、どうしたん?」と、言われる。無言の笑顔が交わされる。人の成長は、ゆっくりと繋がっていく。


社員教育の補助金は、外部講師を招いてするセミナーにしか出ない。こうしたオリジナルな取り組みに共通の価値を見出せないからだと思う。しかし、外部講師の研修より、はるかに効果があると思っている。それは、"自信をつかむ"という本質に向かっているからだと思う。自信は、教えてもらって持てるものではないのだ。

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